こんにちは。お米を育てる音楽家、山代丞です。
今ではすっかり「美郷わらの会」の一員としていろんな活動に励んでいます。
さて、今回は今まで作ったわら細工の作品をいくつか紹介します。
わら細工の本を買ってみた
毎月わら細工講座には参加していますが、それだけでは足りず、自分で本も買ってみました。
その本がこの『つくって楽しむ わら工芸: 生活用具・飾り物・縁起物』という本です。
この本を見ながらいくつか作品を作ってみたので、紹介したいと思います。
卵つと
本書で初級編として最初に紹介されているのがこの作品です。

我が家で飼ってる鶏の卵を5つ、包んでみました。
つとは、卵を守り、持ち運ぶのにも便利でした。でもそれだけではなく、包装にひと手間かけることも心づくしのうちだったのかもしれません。
『つくって楽しむ わら工芸: 生活用具・飾り物・縁起物』14ページ
我が家では卵を誰かにあげるとき、市販のパックに入れたり、ビニール袋に入れたりして簡易的に渡してしまうことが多いです。
でもこうやって、わらに包んで渡すと雰囲気もあってとってもいいですよね。
みごぼうき
「みご」と呼ばれるモミがついている部分を使ったほうきが「みごぼうき」です。

ワラに捨てるところなし。昔の暮らしの知恵は、本当に奥が深く豊かです。
『つくって楽しむ わら工芸: 生活用具・飾り物・縁起物』36ページ
まさにその通りで、ワラを余すところなく使えるっていうのが素敵ですよね。
桟俵
桟俵(さんだわら)というのは、米俵の両端にはめるふたのことです。

本に載っているのはミニサイズです。
米俵の方も完成させて、いつか見せたいと思いますのでお楽しみに。
円座
丸い一人用の敷物「円座」です。

本当は円座ですのでもっと大きくなるまで作るのですが、大変過ぎてこの大きさでストップ。
次回はちゃんと座れるくらい大きいサイズのを作りたいと思います(笑)。
わら細工は手間がかかる
いくら作品を作るの自体が簡単であっても、その作品を作るためのわらの下準備というものがあります。
例えば、わらを水に浸したり、叩いたり、選別したりなどです。
極端に言えば、イネを育てるところから既に始まっているとも言えるでしょう…!
どの作品を作るのも、なかなか時間がかかりますが、だからこそ完成したときの達成感は大きいです。
もっと良いきれいな作品を作りたいと思えば、わら細工の技術ももちろんですが、きれいな上質なわらを作るところも大事です。
これはなかなか奥が深いことに足を突っ込んでしまったようだ…。
興味がある方はぜひわら細工にチャレンジしてみてくださいね。
わら細工に関する記事は以下からご覧ください。
それではまた次回(^^)