こんにちは。お米を育てる音楽家、ジョーです。
実は先日、わら細工講座に行ってきました。
今回は行くまでに至った経緯と、実際に作ってみた感想をお伝えします。
そもそも、なぜわら細工を?
なぜぼくがこのわら細工講座を受講しようと思ったか、その理由と受講するまでの経緯です。
コメ農家だから
わら細工に使うわらとは、お米の茎の部分です。
我が家はコメ農家ですので、わらは大量にあります。
しかし、現代ではわらを使うことがほとんどありませんので、収穫の際にコンバインで細かく裁断してそのまま田んぼにバラ撒き、翌年土に混ぜ込んでしまうというのが主流です。
じいちゃんがやってたから
わらで縄を綯ったり、履物などを作ったりというのは農家の冬の仕事だったようです。
ぼくの祖父や曽祖父もそのようにしていたらしく、完成した作品は町に行って売り、生活の足しにしていたと聞いています。
それも評判が良かったとか?今となっては分かりませんが…。
きっと昔の農家はみんなそうだったんでしょうね。
しかし現代になるにつれてその需要はなくなり、ぼくが覚えてる限りではじいちゃんがわらで何かを作っていた記憶はありません。
もちろん父は現代人なのでわらで何かを作ることはできず、我が家のわら細工文化は祖父の代で絶滅(笑)。
家にわらもあるし、いつかは先代がやっていたことを実際にやってみたいと思っていました。
町の広報で講座を見つける
そんなある日、町の広報を見て「わら細工講座」が開催されることを知りました。
電話で問い合わせてみると、初心者にも丁寧に教えてくれるとのこと。
会社員をやっているわけではないので時間も融通がきくし、こりゃやるしかないと思い電話で申し込み、その初回が先日あったわけです。
美しく作るには経験とセンスが必要
さて、実際やってみた感想としては
「意外と作れる」
です。
前回の講座で作ったゾウリがコチラです。

全くの初心者ですが、この調子で進めればとりあえずゾウリは完成しそうです。
未知の世界ですから内容が全く分からず難しいのかなと勝手に思っていましたが、やってみると複雑な工程や難しさというのはなく、教えてもらいながら作れば問題なく作ることができました。
ただし、それが格好いいか美しいかは全くの別問題です。
縄綯いにしても、初心者が作っても縄にはなるものの、均一な太さに美しく仕上げるのは経験とセンスが必要でしょう。
たしかにぼくが作っているゾウリも形がいびつです。
形良く、美しくに作るというのは相当な訓練が求められそうです。
じいちゃんの作品を発見
わら細工の先生いわく、作り方はその地方によって異なり、様々なバリエーションがあるということでした。
ですからぼくのじいちゃんがどんな作品を作っていたかは分からないわけです。
じいちゃんの作品がどっかにないかなと思い散策してみると…。
作業小屋の2階にじいちゃんが作ったと思われる作品を発見しました!
それがこちら。

クツとミノでしょうか。
それもどちらも複数あります。
小屋の2階はほとんど行ったことがなかったので、あることを知りませんでした。
今でもきれいに保存されており、既に他界した祖父ですが、時を超えて再会したような気持ちです。
次回の講座で持っていって、先生に作り方を分析してもらおうかな(笑)。
次回、完成予定!
このわら細工講座は毎月第3木曜日・金曜日で開催されています。
そして次回の7月でゾウリは完成する予定です。
どんな作品に仕上がるか、乞うご期待^^