もう1回って、もう何回?

音楽
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こんにちは。お米を育てる音楽家、ジョーです。

今日は指導について、気になっていることを書きたいと思います。

先生にはもちろんですが、レッスンを受けている生徒にも読んで欲しい記事です。

「もう1回」はやめよう

指導やレッスンにおいて、上手に吹けなかった部分をやり直す時にいつでも使える便利な言葉があります。

それが

「もう1回」

です。

この言葉に含まれる危険要素を考えてみましょう。

先生にとっては使いやすい言葉

生徒が上手にできなかった場合、そのまま見過ごすわけにはいきません。

その部分が上手にできるようになるまで指導する必要があります。

そこで「もう1回」と再びその部分を演奏するように指示することでしょう。

どんな場面でも使える、とても便利な言葉です。

練習するため、指導するためにはたしかに必要な言葉に思えます。

生徒にとっては嫌な言葉

しかし、この言葉は生徒にとってどう感じるでしょうか。

「もう1回」と言われたのに、「もう1回」がもう5回も続いている…。

そんな経験、ありませんか?

「もう1回じゃないのかよ!」とツッコみたくなりますよね。

そもそも「もう1回」はいろいろな言葉が省略されています。

もう1回、なにをどうするのでしょうか?

恐らくは「もう1回、今演奏した部分を演奏してください」でしょう。

省略された文は決して丁寧な言葉遣いとは言えません。

ぼくがよく思うのは「もう1回、どこからやるの?」です。

みんなに分かるように明確に指示して欲しいものです。

「もう1回」はやめよう

生徒にとって、この言葉が良くないことは分かりました。

ではどうしたらいいのでしょうか?

「もう1回」に続く言葉をきちんを補いましょう。

ただただ、もう1回聴きたいなら

「もう1回聴かせてね。」

直して欲しいところがあるなら

「もう1回、ここに気をつけてやってみよう。」

何回か繰り返して練習してほしいなら

「何回か繰り返してやってみよう。」

ただただ「もう1回」「もう1回」という繰り返しは、生徒にとって先が見えなくてとても不安です。

何回か繰り返してやることになりそうな場合は「もう1回」という言葉を使うのはやめましょう。

なんのためにもう1回やるの?

時には正しい演奏を定着させるために、同じようにもう1回演奏することもあるでしょう。

しかし、たいていの場合はなにかを改善させるためにもう1回やる場合がほとんどです。

ですから、なにに気をつけてもう1回やるのか、指導者は明確に指示しなければいけません。

生徒もなにに気をつけてもう1回やればいいのか分からなければ、そのようにしっかり先生に伝えたほうが有意義なレッスンになるでしょう。

いい先生であれば丁寧に教えてくれるでしょう。

「もう1回」は念押しで使う

「もう1回」が効果的に使える場面があります。

例えば、既に上手に演奏できているが、最後の念押しで確認する場面です。

「最後にもう1回だけ、復習しておこう。」

このもう1回だけ、が生徒にとってよい緊張感になります。

生徒に合わせた言葉遣いを

この記事では「もう1回」を否定的な言葉をして扱いましたが、人によってはこの言葉を多用されても全くなにも思わない人もいるでしょう。

ていねいに話してあげるより「もう1回」「もう1回」とテンポよく進めるのが合っている人もいるでしょう。

時には生徒自身に気づかせるために何も言わずに「もう1回」「もう1回」と厳しく指導する場面が必要なこともあるでしょう。

指導する場面では常に生徒に合わせた言葉を選ぶ必要があります。

生徒の性格や特徴を理解すること、豊富な語彙や指導方法を持ち合わせていることが大事だと言えるでしょう。

今日は指導における言葉の選び方についてでした。

また次回(^^)

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