『歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』を読んでみた

音楽
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こんにちは。お米を育てる音楽家、ジョーです。

今日はメリッサ・マルデ、メリージーン・アレン、クルト=アレクサンダー・ツェラーの『歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』をご紹介します。

メリージーン・アレン (著), クルト=アレクサンダー・ツェラー (著), メリッサ・マルデ (著), 小野ひとみ (監訳), 若松惠子 (翻訳), 森薫 (翻訳)

本書を買った理由

秋頃から急遽、合唱団の指導をすることになり、発声について分かる本を読みたいと思っていました。

そこで声楽家の友人に教えてもらったのが、この『歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』という本です。

発声に関わるプロセスについて、解剖学的に書いているとのこと。

早速買って読んでみました。

本書の特徴

表紙右下にはこのように書かれています。

「身体が楽器」のあなたへ
楽器について、正確な知識をもっていますか?
思い通りに使いこなしていますか?

私たちがしゃべったり歌ったりというのは何気なくできることですが、その仕組み、つまり身体がどのようになっていて、その身体をどのように使っているかというのは、意外と理解していません。

本書の特徴は、歌うために必要な身体の知識について非常に詳しく説明されているというところです。

以下の図のように、まるで医学書かのごとく(?)解剖図がたくさん載っています。

各部分の名称はとても難しくて覚えられない…。

しかし、このような難しい解剖図がツラツラと並んでいるわけではなりません。

以下の目次を見て分かるように、それぞれの項目は呼吸・喉頭などで構成されており、歌手が発声をするプロセスを追って書かれています。

実際の演奏と関連付けやすいような構成になっているのも特徴です。

目次

推薦のことば(バーバラ・コナブル)
本書の使い方(メリッサ・マルデ)

第1章 はじめに
第2章 バランスをとる6つの場所
第3章 呼吸のマッピング
第4章 喉頭のマッピング
 ――歌声を創る
第5章 共鳴のマッピング
 ――声を響かせる
第6章 調音(アーティキュレーション)のマッピング
 ――コミュニケーションとしての歌
第7章 歌手のための身体表現

付録A あがり症の対処法
付録B ボディ・マップの科学的根拠
付録C 関連書籍と日本人指導者リスト

監訳者あとがき
索引

「やってみましょう」で体感できる

正直、音楽家にとって解剖図のようなものは未知の世界で、簡単とは言えません。

とりあえず読んだり見たりして分かったつもりでも、しっかりとした理解にはなかなか繋げられないものです。

本書ではそれらが身に付けられるように、「やってみましょう」という項目として書かれているエクササイズが豊富に載っています。

文字と図だけでは理解が難しくても、実際にそのエクササイズをやってみると、体感を通して理解することができます。

ぼくも実際にやってみると、なるほど、と思うものが多かったです。

より演奏に結びつけたいのであれば、本を読むだけではなく、このエクササイズをその都度実践してみるとよいでしょう。

こんな人に読んで欲しい

表紙に書かれているとおり、「身体が楽器」である歌手の人には役立つ一冊であることは間違いありません。

その中でも、改めて発声のプロセスを再確認したり、身体の仕組みをさらに詳しく、よく正確に知っておきたいというような、ある程度は歌える人が読むととても役に立つと思います。

また、身体のことをよく知っていれば、指導する際に身体のどの部分をどのようにすればいいのかという、より具体的で明確な指導ができるようになることでしょう。

ただし内容は決して簡単とは言えないので、十分に理解するには何度も読んだり他の解剖書のようなものや動画を参考にしたりしながら、理解を深めていく必要があります。

本を読むのが苦手な人は、身体の使い方のレッスンを受けに行ったほうが早いかもしれません。

まとめ

近年、アレクサンダー・テクニークやボディ・マッピングなど、身体の使い方に関する本が多く見られるようになりました。

音楽家は感覚で理解していることも多いですが、改めて勉強することも大事だと思いました。

みなさんもぜひ読んでみてくださいね。

メリージーン・アレン (著), クルト=アレクサンダー・ツェラー (著), メリッサ・マルデ (著), 小野ひとみ (監訳), 若松惠子 (翻訳), 森薫 (翻訳)

その他の音楽に関する本の紹介の記事は以下からご覧ください。

それではまた次回(^^)

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