こんにちは。お米を育てる音楽家、山代丞です。
先日、フェイスブックで音楽のバトンというものが渡ってきました。
そこで演奏した動画と、その動画ができるまでを過程を書いています。
演奏動画
クラリネットは自宅の音楽教室、秋田県美郷町からのお届けです。
ピアノは一緒にアンサンブルをしている田上明日香さんにお願いしましたが、なんとオーストリアのザルツブルクからのお届けです。
動画公開までの道のり
さて、ではここまでどのようにしてこの演奏動画が完成したのか見てみましょう。
選曲
まずはなにの曲をやるか、選曲です。
一人だと心細いので、ピアノ伴奏をお願いしました。
当初は元気になれる曲ならアップテンポの曲かなと思っていましたが、二人で話しているうちに…。
「やるならみんなが知っている曲がいいいよね~」
「ジブリいいよね~」
「この曲いいよね~」
とどんどん脱線していき(いつものこと)、気づいたら「アシタカせっ記」に決定。
アップテンポではないですが、この曲の旋律線は心の底から力がぐっと湧いてきます。
まぁ音楽自体に元気にする力があると信じているから大丈夫という結論になりました(笑)。
楽譜の用意
お互いぱぱっと即興で演奏できるタイプではないので、楽譜を購入しました。
こういう時に便利なのが「ぷりんと楽譜」というサイトです。
欲しい曲が1曲、すぐに購入できます。
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今回はクラリネットとピアノの楽譜を購入しましたが、弾き語りの楽譜やヴァイオリンの楽譜を買って移調することもあります。
録画・録音
今回は先にピアノ演奏を撮ってから、それにクラリネット演奏を重ねることにしました。
まずはピアニストに映像を撮って送ってもらいます。
それを見ながらクラリネット演奏の撮影です。
しかし、スマホで撮影するとどうやら音割れする様子…。
音声と動画を別に撮ることにしました。
まずはピアノの動画をスピーカーで流しながら演奏して、スマホで録画。
その後、ピアノの動画をイヤホンで聞きながら演奏して、レコーダーで録音。
レコーダーはローランドのR-05を使っています。
それの新しいモデルのR-07のリンクを貼っておきます。
いよいよ編集作業です!
編集
編集はアプリで気軽にできますが、長さに制限があったり、アプリの名前が入ったりなど、いろいろと制約があります。
ですので今回も「AviUtl」というフリーソフトを使ってパソコンで編集することにしました。
以前、演奏会の動画を編集した時にもこのソフトを使いました。
使い方は「AviUtlの易しい使い方」というサイトに詳しく説明されています。
このページは、AviUtl初心者が「AviUtlを最低限一通り使いこなせるようになるまでに必要なページ」を順番にまとめたページです。全ての記事を理解できれば、高度な動画編集もできるようになります。
取り込むファイルは
ピアノの動画・ピアノの音声・クラリネットの動画・クラリネットの音声
の4つです。
ピアノの動画とピアノの音声は一緒なので問題ありません。
(別に取り込んだとしても位置をピッタリあわせればOK)
次にクラリネットの動画とクラリネットの音声を合わせます。
指を見ながら慎重に合わせます
(実はよく見ると若干ずれてます。)
それが合ったら、ピアノとクラリネットを合わせます。
これでだいたいの作業は終わりです。
あとはそれぞれの動画の配置を変えて、文字を追加して完成。
そして動画に出力です。
それにしても動画の出力ってどうしてこんなに時間がかかるんだろう……。
反省会
さて、この動画が完成してまず感想は…
「めっちゃいい!!!」
即席で作った割にはなかなかいい出来栄えだと自画自賛しています(笑)。
特にピアノの歌い方に合わせてクラリネットを吹けたことが◎です。
サビの前の絶妙なため具合(少し遅くなっている)や最後のリタルダンド(遅くなるところ)がバッチリあっています!
しかし、課題も山積みです。
実は最近は箏(こと)ばっかり弾いていて、クラリネットをしばらく吹いていませんでした。
そのためなんか思うように吹けず…。
日々の練習って大事なんだなと改めて思いました。
あとは、ピッチが悪くてとっても音痴。
なにをするにも、基本の基本である正しいピッチで演奏するっていうことは大切です。
下手くそだな~思って聴いていらっしゃる方もいると思いますが、そんなに上手なら今ごろ東京で大活躍しているわけで……。
むしろそんなに上手にならなかったので何も未練なくあっさりと帰ってくることができて、逆に良かったなと思っています(笑)。
次回作は?
今回、テレワークでアンサンブルをしてみて、結果としては「楽しい!」と感じました。
もしこのようなご時世でなければ、わざわざ遠隔でアンサンブルしようという気にもなりません。
テレワークでのアンサンブルに挑戦するとても良い機会になりました。
次回は「秋田県民歌」を収録予定です。
お楽しみに!
それではまた次回(^^)