こんにちは。お米を育てる音楽家、山代丞です。
今年からお米を肥料も農薬も使わない「自然栽培」で育ててみることにしました。
師匠の指導の元、まずは小さな田んぼで実験的に挑戦してみます。
30年以上放棄していた田んぼでやってみるので、なおさら不安です。
自分のためにも記録として定期的に記事にまとめていくつもりです。
田んぼを乾かそう
とにかく大事なのは「田んぼを乾かす」ということだそうです。
どうせ水を入れるんだから、乾かしても意味がないんじゃ?と思ってしまいます。
しかし土に空気を入れることによって雑草が生えてきにくなったり、いろいろと良いことがあるようです。
具体的な作業として、田んぼに明渠(めいきょ)という溝をを作ります。
そうするとそこから水がはけていく、という仕組みです。
明渠はぐるっと周りに一周(額縁明渠)、その中をさらに十字で作ります。

写真は斜めから撮っているので分かりにくいのですが、ちょうど田んぼの「田」の漢字のようになります。
比較対象を撮影し忘れましたが、他の田んぼと比べると明らかに水のはけ方がいいです。
秋に頑張って作業したかいがありました…。
それでもまだ水が溜まっているところがあるので、さらに明渠を追加して作る予定です。
応用として畝を作ってしまう、そこで作物を育てて二毛作をする、という手段もあるようです。
このあたりはいずれはやってみたいと思っています。
水路が大変なことに
春になり田んぼ周りを見回してみると、斜面が崩れたり葉っぱが流れてきたりで水路が詰まっているということがよくあります。
この田んぼの水路もやはり詰まっていました。

なんだか詰まっていて、それを乗り上げて水が流れているのが分かります。
原型がどうだったかよく分かりませんでしたが、作業しているとコンクリートがあることが分かりました。
その中が詰まっていたため、それを乗り上げて水が通っていたようです。
葉っぱや土を取り除くと原型が分かってきました。

まだ危うい感じがするので、もう少し水路自体を深く掘ってあげてもいいかもしれません。
いずれにしても何十年も放置していた水路なので、要整備という感じです。
次回までの課題
田んぼはだいぶ乾いていますが、もっとしっかり乾かしたいところです。
ですから、まだ水が溜まっているところはさらに明渠を追加して、できるだけ乾燥させます。
スコップでの作業はなかなかの重労働ですが、無理せずできる範囲でコツコツと頑張ります。
他にも、種子を選別したり消毒したり、もみ殻くん炭を作ったり、などなどいろいろと作業がありますが、こちらも少しずつ進めていきたいと思います。
1週間後に再び報告します!
それではまた次回(^^)