こんにちは。お米を育てる音楽家、ジョーです。
すっかり寒くなり、冬が近づいてきました。
早い人だと既に冬タイヤに交換したという人もいるようです。
さて、今回は田んぼを放置するとどうなってしまうのか、見てみましょう。
木を抜いてみた
まずはこちらの写真をご覧ください。

かなり分かりにくいのですが、写真中央にノコギリで切られた細い木があります。
中央に上下の二方向に少し伸びた木、その左上にも木が二本ほど見えます。
いくつかの木があるかのようですが、これらは全部根っこで繋がっている一本の木です。
これをツルハシで掘り起こしてみました。
その写真がこちらです。

右手で持っている部分が地上に出ていたところです。
右に映っているのはぼくですよ~(笑)。
見て分かる通り、太さとしては片手で握ることができるほどの太さです。
しかし、根っこはなかなか大きいことが分かります。
もちろんこれは引っこ抜けるわけではなく、土を掘り起こして、土から根っこを取り除いてあげなければいけません。
この細い木を抜くために、結構な土を掘り起こしました。
これを見て分かるように、いくら細いと言えども、木を人力で取り除くのはなかなか大変です。
田んぼに木が生える
さて、ではこの木がどこに生えていたのでしょうか。
答えは、田んぼです。
減反政策が始まった頃からずっとイネを植えていない田んぼに、管理がおろそかで、木が生えてしまったのです。
田んぼは人が手をかけないと山に戻っていきます。
最初は飛んできた種などによって背丈の低い草が生え、しばらくすると草の種類が背丈が大きく丈夫な草へと変わっていきます。
そしていつしか木が生え、最後には森になり、山へと戻っていくのです。
人が山を切り拓いて田んぼにした土地は、人が手をかけないと山に戻っていきます。
道なき道
我が家では祖父母が元気だった頃は山にも畑があり、そこで野菜を育てていました。
ですから、当然その畑へと続く道があったわけです。
こちらの写真をご覧ください。

草がボーボーに生い茂っていますが、ここは本来であれば、軽トラックが走ることができる農道です。
全く想像がつかないと思いますが、本来であれば、写真の左側が山なので木が見え、右側の端には田んぼが見え、その間に道があることが分かります。
しかし、草を刈らずに放置しておくと、ここまで草がボーボーになってしまいます。
もう少し先に進んでみましょう。

ここも本来であれば真ん中に道があります。
しかし写真左手前に映っているように、細い木が生えていることが分かります。
草が生え、木が生え、山に戻っていく。
それは田んぼでも道でも、どこでも一緒です。
山へと戻っていく
結論として、田んぼは放置していると最終的には山へと戻っていきます。
街中にある田んぼは少し事情が違うかもしれませんが、少なくとも我が家の田んぼでは確実にそれが言えます。
人が山を開拓して畑にしたわけなので、その畑が山へと戻るのは当然と言えるかもしれません。
せっかく曽祖父のから受け継いだ大事な土地です。
課題はいろいろとあるものの、なんとか有効活用したいところです。
山へと続く道はできるだけ早く道に戻したいと思っているので、近いうちにまた進捗を報告したいと思います。
それではまた(^^)